ブルベ アタック愛鷹(後半)

ロードバイク


PC3は有人チェックポイント。スタッフの方々の「お疲れさん」の労いがありがたい。

「もうそれほど大変なところはないよ、ここから10kmくらいは上るけど」。ブルベのスタッフの「それほど大変ではない」は常人のそれとは基準が違うので半信半疑でその言葉を受け止めておく(←大正解)。
この日はウェアの選択で寒さ・強風への対策重視でアディスターのテンポジャケットで走ったが、上りでかなり暑く失敗だった。薄めのロングスリーブジャージで、寒いときはウインドブレーカーを羽織るのが適切だったか。
あまりに熱いので今年初のガリガリ君購入。生涯で一番うまく感じた。さらにミートスパゲティで補給するが、疲労で胃腸が弱ってきているらしく食欲が減退していてなかなか食べられない。

15:30ちょうどくらいに再スタート。あれだけ上ったのに一瞬で下りが終了し、細い道を伝う上りが続く。このへんが丸山林道というところらしいが、分岐がかなりややここしくコマ図を頼りに進む。けっこうきつい上りなのでここもインナーローで乗り切る。大通りの469号に入ると傾斜が穏やかになり、ようやく一息。ここもしんどかった・・・。

PC3のセブンイレブンから神奈川に入り76号を走るあたりまではほぼ単独走。
神奈川に入るあたりで暗くなってくる。押しボタン信号を渡ってしばらくのあたりで、フェルト乗りの人が後ろから来たので一緒に走る。この辺りでかなり疲労が出てきて、第4PCまでの区間ではずっと引いてもらってかなり助けて頂いた。さらに日没と共にかなりの強風が吹いていたが、ほぼずっと追い風で本当にラッキーだった。

PC4に到着する少し前から風の強さが尋常じゃ無くなってくる。道の脇から看板が飛んできたり、大きめのゴミが横から飛んできたり。清川町に入ったあたりでは、通り過ぎる民家からトンカチで必死に戸板を打ちつけて修繕しているような音が聞こえてきたりして、いよいよ非日常の気配が濃厚となる。

PC4 、清川のセブンイレブンに19:45頃に到着。強風がクライマックスになったのがこの地点。台風並の強風が吹き荒れていて、しばし呆然とする。自転車を壁に立てかけておくと倒れそうだったので、地面に寝かせて置かなければならなかった。

コンビニの旗竿の重しや看板などが吹っ飛んでいく。あちこちから物が倒れたり飛ばされる音が聞こえてくる。ひときわ大きな音がしたので、そっちを見るとバス停の表示板が倒れている。風で倒されたと思ったが、別の人が言うには予め強風に備えて倒していたんじゃないかとも。

画像

なんとか補給しなければと思うものの胃が弱っていて重いものが食べれない。
ウィダーインゼリー、コーヒー、パン、水など食べやすいもので補給。ちょっと長めの休憩(20分くらい?)を取って体力回復を図る。続々と他のブルベ参加者もやってくるが、皆一様に風の恐ろしさを語る。「横に半車線くらい吹っ飛ばされた」云々。

宮ヶ瀬湖の上りは、路面に木の枝が散乱していて風の凄まじさを感じる。防災活動に備える消防団員が待機しており、この異常な天候下で酔狂にも自転車で峠を越えていくのをあきれ気味の顔で見送られた。
下りのトンネルで逆風がきつかった箇所はあったが、思ったほど風のマイナスの影響は受けずに宮ヶ瀬湖の区間は終了。串川橋手前の最後のきつい上りを越えると、あとは楽な馴染みのコースなのでリラックスして走れるようになる。休憩でかなり回復しペースも戻った。
この辺りで先刻ずっと引いて頂いたフェルト乗りの方に合流、今度は余裕があったので前を引いて走り、少しは借りを返すことができてほっとする。しかし短いミスコースを2回もして迷惑をかけてしまった・・・。

23時直前に3人でフィニッシュ地点に到着。15時間55分だったか?メダルは今回もその場で頂き、スタッフの方から豚汁を振舞っていただく。ごちそうさまでした。いつもありがとうございます。
しかし熱いものが急に入ったら胸が苦しくなる。風邪の病み上がりにハードな運動をしたからか、深い呼吸をすると肺が痛い。ちょっと受付の椅子で休んでから自走で帰路につく。

わざわざ自走で帰るのは、トータルで350km以上走ることになるので、次の400kmブルベの距離に少しでも体を慣れさせておくため。しかしさすがにこの日は疲労の極みだったので、かなり後悔。
走り始めるも全然力が入らない。10分くらいでこりゃダメだと438号沿いセブンイレブンでチャーハンやホットコーヒーなどで補給。コーヒーの覚醒作用のすごさを今回のブルベでは実感。疲れていて立つのが億劫なくらいの状態でも、1杯飲めば一瞬でシャキッとする。チャーハンは胃がきつくてゆっくりしか入らない。15分程休憩してなんとかまともに走れるようになり、ゆっくり走って1時ごろにようやく帰宅。

今回のブルベはきつかった。
特に前半、道志みちをようやくの思いで越えてすでにへとへとになっているのに、まだ距離的には三分の一以下しか終わっていないあたりでは軽く絶望感を覚えた。それでも不思議なもので、平坦地や下りを走ったり、本当にきつい時は休みを入れたりすると、体が走れる状態に戻って何とかなってしまう。平凡な言葉で申し訳ないが人間の体ってすごいなと思った。

ただ後半に行くほど消化器官が弱って、物が食べれなくなってきたのは予想外だった。これより長い400km、600kmに参加する際は、出発前から摂取する補給物をもっと気をつけて計画したり、休憩を長めに取ったりと工夫する必要がありそうだ。

天候面では、日が落ちてからの強風は物凄かったが、ほとんどの場面で追い風になっていたので、自分はそれほど危険だと感じる局面には遭遇しなかった。むしろ行きの須走のあたりの横風が一番危ないと感じたくらい。運が良かったのだろう。

それにしても、走っている最中は本当につらくて「300kmでこんな苦しいなら400kmとか絶対無理だ」とか考えていたのに、思い出しながらこれを書いてる現在(2日後)には既に「今回のブルベはいろいろあって面白かったなぁ」と脳内で記憶が美化されてきている。恐ろしいことだ。

次はアタック日光&ビーフに参加予定。
これもまた夜の峠越えを含む大変なコースらしいとのこと、不安ながらも楽しみである。

<03月20日(土)ブルベの走行データ>
走行距離 363.52km
走行時間 15時間31分35秒
平均心拍数 141bpm
Ave  23.4km/h
Max  62.0km/h
平均ケイデンス 

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