SFマガジン4月号 読了

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SFマガジン2010年4月号ようやく読了。発売日直前になってしまったのでここ2日であわてて消化。

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「allo, toi, toi」 長谷敏司
ベストSF2位の「あなたのための物語」は未読なので、この人の書くものを読むのは初めて。あまり好みに合わず。冷静で理知的な文章で人間性をえぐり出す、みたいな意図が見え透いているのが気になってしまう。

「ジェイクをさがして」 チャイナ・ミエヴィル
穏やかな破滅もの。雰囲気を楽しむ小説で、心地よく読めた。この号だとストロスの次に好き。新感覚のブラッドベリというと褒めすぎか?ちなみに「ペルディード・ストリート・ステーション」はまだ読んでない。

「テルミン嬢」 津原泰水
面白かった。最後良く分からない。

「零號琴 第3回」 飛 浩隆
今回はちょっと大人しめ。伏線を張りまくっているぞという雰囲気を味わう回。

「ミサイル・ギャップ」 チャールズ・ストロス
米ソ冷戦時代の人類が何者かによって地球の表面からひっぺがされて、円盤状の構造体に強制移住させられたという改変世界+異世界冒険ものにシロアリに近い異星生物までからんできて、ネタをふくらませれば上下2冊くらいの長編にもなりそうなサービス一杯の作品。終わりの方が駆け足気味で、生物学者のエピソードなんかは途中で終わってしまったような感じになってしまっているのが少し物足りない。とはいえ今月号ではこれが抜けていた。世界設定だけでご飯三杯いけます。

「なぜパンク頭の地球はダルマ型惑星になっていったのか」 椎名 誠
椎名さんの最近のSF小説はあまり好まないが、SFエッセイは悪くない。身近なところに引き付けて理解するのが巧み。

「コントローロ」 菅 浩江
連作ものらしいが、今回初めて読む。最先端技術を利用した化粧品会社の新商品発表会を舞台に人気モデルに起きたアクシデントを巡るミステリ風の小品。ジェンダー的なメッセージ性を感じたが、菅さんのこれまで読んだものではそれほど感じなかったので意外。

この号はストルスの「ミサイル・ギャップ」を読む号かな。あとはそれほど印象に残る作品は無かった。

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