いよいよブルベも600km、これをクリアすれば念願のSR認定である。
SRといっても埼玉高速鉄道の略称でも、Jリーグの岡田氏や家本氏、柏原氏のような微妙な審判を箔付ける制度のことでもない。
自転車でSRといえば仏語の「シューペル・ランドヌール」の略。日本語にすると“スーパー自転車乗り”である。
フランスの認定システムで、ごく簡単に言えば200km、300km、400kmをそれぞれ規定の制限時間内に走って認定を受け、最後に「600kmの距離を40時間以内に走る」のをクリアすれば晴れてSRの認定を取得することができる。
普通運転免許くらいしか実効性のある資格をもっていない(他にはスズキメソードの研究科第二期というVnのうさんくさい認定くらい)自分としては、資格というものに憧れがあるので、ぜひともここで手にしたいものである。
<600kmブルベ前日>
今回はブルベ後の過労走行の危険性から車はやめて、輪行で前泊とした。
集合場所最寄の袖ヶ浦駅にはちょうどいい宿が見つからなかったので、一つ手前の長浦駅間近にある「ゆたか旅館 袖ヶ浦店」に前泊。旅館というよりビジネスホテルの殺風景な施設だが、チェックイン時間と風呂が0時までなのと、4千円代という価格なのが目的に合致していたので決定。
近くのラーメン屋で夕食後、部屋に戻り、自作コマ図に誤りが無いか最終確認する。
右左折の間違いが一箇所見つかった。あぶないあぶない。0時近くまでかかり、ようやく終了。
ワールドカップの開幕戦、南アフリカVSメキシコを後半から見る。南アフリカの先制点はスーパーゴール。メキシコ、少しレベル落ちた?南アフリカ、勢いがあるときはフランス大会のセネガルみたいな感じ。迫力がある。引き分けの結果を見届けて、床に就く。4時半に起きて、5時半に出発の予定なので早く寝なければ。
しかしこの旅館は壁が薄く、隣室の音が筒抜けであった。
運悪く隣室の客がものすごいいびきをかく人で、ごーーっ、ごーーっという音が響き続け、耳について寝付けない。
二時半過ぎにようやく眠りについたが、2時間ほどの少ない睡眠で600kmの長丁場に臨むことになってしまう。
<宿~スタート地点>
4時半に起床。
朝食にパン3つを食し、ヨーグルトで腸の運動を促して、うまい具合に軽量化してから出発。
宿から6km弱くらいで集合場所の袖ヶ浦海浜公園に到着。
受付は70番台、7時10分スタート組。
周りの参加者や自転車を見ると、リカンベントや小径車で600kmに挑む剛の者もチラホラ。女性参加者も5人以上見かけた。先の埼玉400kmで一緒に走っていただいたKさんもいらっしゃったので挨拶など。
ほどなくブリーフィング開始。
コース説明、注意事項はほぼ無し。参加者に対する信頼の表れだろうか。
この600kmコース、オダックス千葉のスタッフの方の遺されたメモリアルコースとして、今後も大事にしていきたいとの話があった。「山田さん(コース作成者)が空から皆さんの安全を見守ってくれています」。スタート前に心温まるいい話をうかがった。今日は存分にコースを楽しもう、と思いつつスタート。
走り終えて振り返ってみると、交通量の多い車道を避けるよう配慮され路面もいいので、走者に優しい(ただし易しくはない)ながら、メリハリのあるいいコースだった。天候によりかなり過酷なものにはなったが…。

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