今回の目的地は大弛峠。
標高2360mは、国内の車道では最高地点とのこと(この前走った渋峠2172mは国道で最高地点)。
行程は自走で柳沢峠を越えて塩山まで下り、塩山側から大弛峠を目指す。帰りは上ってきたコースをそのまま下り、塩山駅から輪行で帰る。
猛暑がきついし、コースも柳沢峠の塩山からの上りはかなりハードなので、安全策で帰りは輪行を選択した。
4時半に起床。重めの朝飯をしっかり摂って、5時15分に出発。
いつも通り109号~463号~179号経由で青梅街道に入る。早朝なのに463号を走っているあたりで既に暑く、信号停止時に汗が止らない。とっくに30度を越えている感じ。
本日の最高気温は甲府で37度と猛暑の予報だった。
青梅駅まで500mほどの地点で後輪が金属片を踏んでパンクしたのでパッチ修理。
EASTONのホイールを後輪のガタで修理に出しているので、今日はおよそ1年ぶりに、完成車付属のボントレガーのホイールを使用。久しぶりに使ったが意外と回る。音が静かでヌルヌル回る感じが懐かしい。さすがに上りに入ると重さを感じるけど。
古里のセブンイレブンで補給。大菩薩ラインに入ったのが08:53。
なるべく体温が上がらないよう頻繁に水を頭や首に水をかけつつ走る。丹波山の井戸で水をかぶってクールダウンし、ボトルにも補充。
オイラン淵のちょい手前あたりから振り返った景色。
柳沢峠へのアプローチでは、短いトンネルを通過するこのあたりの風景が好きだ。
まだ午前中なのに山頂付近の温度計は30度の表示。先が恐ろしい…。
柳沢峠には10:36に到着。
携行食を軽く食べてすぐに塩山へ下る。下るにつれて空気がだんだん温くなっていき、塩山駅近くになると「これはドライヤーの風?」状態。
塩山駅(南口)に立ち寄り、コインロッカーに着替えと輪行袋を預けて少し軽量化し、いざ大弛峠へと向かう。
38号沿いのセブンイレブンで最後の補給。
吉田冷しうどんを食べ、携行食にチョコブレッド、ドラ焼き、ウィダーインゼリーなどを購入。ボトルは2本満タンにしたが、念のため氷結ボトルのアクエリアスも購入。ネットで下調べをしても、市街地を過ぎてからの確実な給水ポイントがわからなかったので多めに持って上った。
クリスタルライン入口の表示のあたりから上り開始。
塩山の標高410mから大弛峠のピーク2360mまで、およそ35kmの距離で2000mを一気に上る。
しょっぱなから急勾配が続く。この序盤がつらい。
日陰のない市街地の、ストレートなきつい上り。先週走った塩山側からの柳沢峠への上り口とほとんど同じ感じの道。小学校や中学校を右手に見ながら進む。前方に見える山がまだまだ遠い。あそこにたどり着くまでは日陰は期待できないな…。
入道雲がもくもく。いまさらながらもう夏なんだなぁ。沿道はぶどうや桃の畑が並ぶ。
5kmくらい上ったところでロードバイク3人が下ってきた。
すれ違う際に「これから上るの!?」と驚かれた。考えてみると12時30分くらいで一番暑くなる時間帯だ。
7~8kmくらい上ったあたりで頭が熱くなってきた。
公民館の日陰の階段に座って小休止。
熱射病が怖いので、具合が少しでも悪いと思ったら思い切って休む。ウィダーインゼリーを補給。額に氷結ボトルをあてて冷しつつ、20分くらい休んでから再スタート。
10kmくらいの地点で琴川を渡る橋を越えると、杣口(そまぐち)林道に入る。
勾配も緩み、さわやかな木陰の中を走る道。ようやく生き返る。
真中あたりで熊出没注意の看板!この1箇所だけしか見なかった。
頻繁に立てられている「琴川ダムまで○○km」の表示を心の支えに走る。
たまに下ってくるロードとすれ違う。上りの前半では6~7人くらい。琴川ダムから先の後半でも6人ほど。こんなきついコースなのに、走っていた人はけっこう多かった。
いつの間にか林道を抜け、日が直接じりじり当たるような道になる。勾配もちょっと上がりきつくなってきた。そこそこ高度は稼げているはずなのに猛暑のためか、なかなか涼しさが感じられない。
上り始めから2時間ほどで、琴川ダムに到着。14:10。
琴川ダムは高度約1500mと、日本最高標高にある多目的ダムとのこと。
ダム周りに公園や喫煙所、トイレはあるものの、自販機や水道など給水できる場所が見当たらず、途方に暮れる。
仕方が無いので先に進むと、道の左側に遊具のある広場でテントが張ってあるところに出た。地元の方が何人もいらっしゃったので「自販機か水汲み場が近くにありませんか?」と尋ねるも、自販機は近くに無いとのこと。
「キャンプ場内の水道は水が濁っているので、民宿の外にある水道を使うといいよ」と案内して頂く。水道でボトルに給水。助かった。
※公共の水道ではなく宿泊施設のものなので、民宿の方に許可を頂きましょう。
建物の影に座り、携行してきたパンを食べしばし休息。
ここまでけっこうきつかったので、これから大弛峠までの14kmを上りきれる自信が持てず「もうここで帰ろうかな」と弱気の虫が頭をもたげる。すぐ目の前の道がかなり激坂なので、先がだいぶ思いやられた。
かなり長めに休憩を取り、14:50に再スタート。
民宿前のきつい坂を超えると、すぐに川上牧丘林道の入口に。
ここからはこれまできつかったのが嘘のように、平坦に近い緩い上りの道が続く。ようやく気温も下がってきて、時折雲で日差しも遮られるようになり、ご褒美のように気持ちのいい道がしばらく続く。
ただ多少路面は荒れており、陥没箇所や石の散乱が見られた。
また排水溝の大半が路面よりかなり高くなっており、5cm以上の段差があるところも。普通に走っているとホイールを痛めそうなので、前輪を軽くウイリーで持ち上げて越える。下りの時も、バニホで飛び越えるなどの注意が必要。グレーチングにもタイヤが嵌って転倒に結びつくような、大きな隙間が数箇所あった。
14kmのうち半分近くは緩い平穏な道が続いたが、さすがにこのまま終わるほど甘くはない。残り8kmを切ったあたりから再び勾配がきつくなってきた。表示板が1kmごとに残り距離を表示しているが、なかなか距離が縮まってくれない。
頂上に近付くにつれて、アブや大きなハエが体にたかるようになる。
手を振って振り払っても、10km/hを切るようなペースなので、延々とまとわりつき、隙をみては体にとまってくる。
これこそ文字通りハエの止るようなスピードというやつだな、とか自虐的な気分になってしまった。
この峠では、すれ違ったり追い抜いていく車のドライバーに優しい方が多く、3回ほど「がんばれ」とか「すごいねー」とか「まじありえねぇ」とかわざわざ窓を開けて声をかけれれた。あんまりこういう経験は無かったのですごく元気をもらえた。
16:05、ようやく峠のピークに到着。
最後のセブンイレブンから4時間弱かかっている(計1時間弱の休憩含む)。さすがに35kmの上りは途方もない長さだった…。
頂上は見晴らしのいい場所は皆無。看板とトイレ以外はただの駐車場という感じで、わりと殺風景で達成感には乏しいかも。10分程の距離の「夢の庭園」では眺望が開けるらしいが、今回は面倒だったので行かなかった。
少しでも止っているとアブの群れがたかってきて落ち着けない。アブを避けて、50mほど上ったところにある峠の山小屋に入り休憩。
コーヒーを頂く。アクエリアスも購入。両方300円ずつ。買ったペットボトルは小屋の裏の水場で冷やすシステム。水を使用する場合は寸志を入れる。
小屋の主人は住み込みではなく通いなので、土日の営業時間は17:00まで。悪天候時や、シーズンによって休業も多いので不定期営業。運良く小屋に宿泊客がいれば、19時くらいまで開いてることもあるらしい(レアケース)。営業していると当てにしすぎない方がいいようだ。
ウインドブレーカーを着込み、帰路は35kmの下り。
たまにある排水溝の段差をジャンプしつつ下る。カーブが多く自転車で下るのに最適な素晴らしい下りだが、残念ながら琴川ダムを過ぎると車が詰まってしまい、ゆっくり下る。下りでは一人も自転車に会わず。どうやら自分が今日最後に上った自転車乗りだった模様。
16:40に下り始めて、塩山駅には17:40に到着。
自転車をばらし、駅の外にあるトイレで体を洗ってから着替え、輪行にて21:15帰宅。
思っていたほど疲れは残らなかった。涼しくなったら、今度は家まで自走でチャレンジしてみたい。
<走行データ>
走行距離 188.34km
走行時間 9時間00分58秒
平均心拍数 138bpm
最大心拍数 187bpm
Ave 21.0km/h
Max 72.1km/h
平均ケイデンス 62/m

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