ようやく三国峠を上り始める。
しょっぱなから粒の大きな砂利道が続く。砂利道なんて表現から想像できるようなかわいいものじゃなくて、概して鉄道の線路の下にひいてあるような大き目の石の路面が続く。
止まると再び漕ぎ出すのがたいへんなので、出だしの方の写真は撮っていない。路面状況は一定でなく、大石がごろごろしてるようなものから、下の写真みたいに石の大きさが小さい、土混じりの路面などもあらわれる。いちばん走りやすい方の路面がこんな感じ。


ぬかるんでいるような土部分は意外と怖い。この日は数日来晴れが続いていたのでさほど問題なかったが、それでも水気の残った土部分は非常に滑りやすかった。この道を大雨上りにチャレンジするのはかなりリスクがある。

こんな道が18㎞続くのか…と改めて先行きが不安になる。ただ序盤は路面によって走りにくい場面もあらわれるが、轍の跡などの石が小さい路面を追えば走りやすい。大きな石を避けつつ、こまめにハンドルを左右に動かして、走れそうなコースをトレースしながら進む。なんか反射神経を要求されるゲームでもやっているような感覚。
後半に比べれば、傾斜もほとんどないようなものなので、意外と楽しみながら走れていた。
オートバイの通行量がけっこう多く、5分~10分おきくらいにけっこうなスピードで走り抜けていく。車はさほど通らないが、通る車はSUVなどで車幅が大きいので、道幅が狭いこともあり、車通過時には路肩に退避してやり過ごした。バイクがひっきりなしに通るので、熊の心配はあまりいらなそうに思えた。
3㎞ほど進んだあたりで、自転車乗りを発見。マウンテンバイクに乗った方が前方から下ってきた。にっこり笑いながら、「まだまだですよーがんばってください」と言い置いて走り去っていく。わかってるよ!もうちょっと元気づけるような声をかけてくれ…しかし気持ちよさそうな笑顔で走っていたなぁ。
前半の10㎞はあまり急な上りが長く続くことはないが、ときどき傾斜が上がると辛くなる。走り始めて5㎞くらいの地点で、KONAのシクロクロス?ハードテイル?(よく見てる余裕が無かった)の方がパンク修理で止まっていた。「ロードバイクですか!」と奇特なものを見る目。その後追いつかれなかったので、下っていく途中でパンクしたみたい。「傾斜上がるときついですねぇ」とか話しかけたら「下りは舗装路ですから楽ですよー」
残り8㎞くらいから、傾斜が急に厳しくなる。いままでの道が平地に思えるくらい目に見えて変化。これまで車を避けて止まるような危機回避以外は足つきなしでこれたが、石が大きくなってきた急斜面で乗り続けられず、押しに入る。ここまで空気圧をスタート時の7Barから変えずに来たが、1~2気圧ほど落としてみた。グリップが増して少しは走りやすくなるはずだが、あまり変わらなかった。もっと思い切って落とせば変化を感じたかもしれない。


残り3㎞くらいのところに水場があったので、ボトルの水を交換。冷たくて超おいしくて、ぜんぜん平気で飲めた。


この風景はちょっと他の峠ではなかなか見られない。↓

後半は押し歩きまくり。3割くらいは押していた感じ。一回降りちゃうと乗りなおすのが面倒になってしまう。


ここじゃないけどバイクか車が突っ込んだのか、ガードレールが谷側に千切れてぶら下がってるような個所があった。

ピーク着が15:15。2時間45分かかった。

頂上付近は風がビュービュー吹いていて、ちょっと寒い。ウインドブレーカー着込む。この写真の右にトイレがあった。汗のにおいにひかれてアブが執拗にたかってくるのに閉口。さっさと下ることにする。

長野側への下りは、道が細いが見通しはわりあいよく、楽しい下りだった。道なりに直進していると、右手にあったヤマザキでパンなどを購入。店の周りに座って食べれそうな場所がなく、ビニール袋をハンドルにぶら下げたまましばらく走る。大弛峠の分岐を横目に先に進む。結局ナナーズの駐車場に自転車を止めて補給。
帰りの手段をスマホで検索して模索する。
信州峠経由で南下する手もあったが、疲れていたので楽して帰ることにした。信濃川上駅から17:11発の小海線で輪行。
佐久平から新幹線で大宮、南浦和‐北朝霞経由で帰宅

家に帰って車体を掃除していたら、後輪タイヤにけっこうな大きさの切れ目発見。

2回、計200㎞強しか走ってないけど要交換だ。悪路対応タイヤでも、あれだけ長距離の未舗装路は厳しいみたい。大弛峠まで上っていたらたぶんバーストしてたな…。
あと走りながら気になったのは、ホイールにめちゃくちゃ負担かかってそうなところ。自分はうまくトルク一定にかけられないから、踏み込んでいてなんかミシって感じに力が入るのを感じる。ボコボコ跳ねまくるし、スポーク切れなんか起きてもぜんぜんおかしくない。あとは、転倒でのディレイラー破損なんかもありえそう。ロードで走るのは、けっこうなリスクをしょっている自覚は必要かと思う。自分もMTBやクロスバイク持っていたら、絶対にそっちで走ってます。
走ってからだいぶ経ってから記録を書いているので、だんだん辛かった思い出がフェードアウトしてしまっているが、走っている間は、かなり辛かった。押し歩きしても楽になるわけじゃなくて、逆にもっと腰が痛くなったり。後半の傾斜がきついあたりなんかは、乗っても進まない、押し歩きしても進まない、本当に苦行モードだった。
ただ日蔭の中を8割くらい走れるのでとても涼しいし、あのピークの切通しの絵面はやっぱり実際に見ると感慨深いものがあった。
うん、やっぱり1回くらいは走る価値はあると思う。

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AUTHOR: ume3
DATE: 07/17/2013 19:33:20
苦行思い出します。(笑)ほどんど乗っても、一部押しても、所要時間の違いはないですね。 クリート入れるに、壁側に自転車持っていき壁に手を付き、両足クリート入れてペダルを踏み込むこれが結構時間がかかるんですよね。素直に押せばいいのですがタイムのクリートなもんで。。。。押すのは辛く。。乗って上がるという意地もありますし。 押しても乗ってもロードで行くには大変な場所です。(笑)
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AUTHOR: T中
DATE: 07/22/2013 00:57:57
Ume3さん
返信遅くなってしまい、失礼しました。最近帰宅が遅くて、家のPCをほとんど起動していませんでした。ロードシューズでいくと、きっとクリートめっちゃ減りますね。三国峠で傷んだタイヤ、同じのを発注しました。でもしばらくは行かないと思います。1回で定価6,000円以上のタイヤがダメになっていたら、お金がいくらあっても足りません…。
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AUTHOR: ume3
DATE: 08/13/2013 22:03:36
こんばんは
大弛峠、山梨から登り長野側に下りました。ロードだとかなり悲惨です。登るとなると私の今のレベルだと7割押しになりそうです。 三国峠が可愛く思えました。
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AUTHOR: T中
DATE: 08/22/2013 00:50:18
Umeさん
コメ気づかず、失礼しました。新しい記事もあげてないから誰も読みに来ないだろうとぜんぜんチェックしてませんでした。先ほどブログまとめて読みましたよ。この暑いのに大弛上ったり柳沢上り返し往復したり、暑さに弱い自分からは信じられないです。大弛を長野側に下ったのは、三国峠からつなげて上る試走ですね?楽しみにしてます(他人ごと)。
私は週末の夜にサイクリングロードを50㎞走るくらいでお茶をにごしてます。

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