鋸山(のこぎりやま)林道で日が暮れて

ロードバイク

三連休の初日は会社の移設手伝いに駆り出され、意外に疲れていたらしく、翌日は昼過ぎに起床。「開運!なんでも鑑定団」の再放送を見てから13:55出発。行き先を決めないままとりあえず奥多摩方面へ。

御岳のセブンで補給。16:05くらい。
さてどこに行こう?柳沢峠はちょっとこの時間からではきつい。
裏から都民の森に行くか?でもゲート時間大丈夫かな。松姫峠は工事後も通れるかわからないから、念のため走り納めしといた方がいいかな、とか考えながら奥多摩まできても行き先が決まらない。

ふと目に入った鋸山(のこぎりやま)林道(大ダワ)の看板。

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奥多摩むかし道とともに、いつか走ってみようと思っていた道。時間もあまりないし、今日はここにいってみるか、と急遽行き先に決定。

ロードで走ったブログ記事を読んだ記憶はあるが、距離など詳細は覚えてない。うろ覚えな記憶では、勾配がかなりきついこと、ピークにトンネルがあって平衡感覚を失うほど暗くて長い、というような話を読んだ気がする(後者は逆から上った場合だったようだ)。
まぁ30分も上ればピークだろう、と軽く考えて上り始める。16:44。

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序盤から急勾配の比率が非常に高い。サイコンの勾配計は9%、10%、11%あたりの数字が延々と続く。ちょっと楽になったなと思ったら7%。路面もなかなかに荒れていて、有間峠といい勝負だ。
左手の遙か上方にガードレールが見え、今上っている地点から見るとかなりの距離と高度差がある。まさかあんなところまで上るわけがない、あれは関係ない道がたまたま見えているだけだろう、と自分に言い聞かせながら上るが、当然そのまさかの道を上る羽目になるのであった・・・。

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それでも左手に大きく景色が開けるところがあったりして、全体的にはストイックながら、変化があって楽しめる峠道だ。

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ただ秋の山は日が落ちるのが早いということを失念していて、17:15ごろ、3kmくらい上ったあたりから急激に真っ暗になっていく。ライトはブルベ仕様の2灯体制できているので光量に不安はないが、車も夜はまず通らないような林道なので、さすがに不安は感じる。しかしここまで30分以上上っているのでこのまま引き返すのももったいないので、若干びびりながら上り続ける。

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頂上近くは、舗装が消失して完全な砂利道になっている箇所もあり、下りが大いに不安だ。

17:30にピーク着。トイレがあるのがありがたい。

なぜかテントが複数設営してあって煌々と明かりがともされ、車も数台とまっていて驚かされた。

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「チェックポイント」とか「走行不能者避難所」みたいな表記があり、どうやらランニングイベントのPCの模様。

「トレイルランニングのイベントですか」と聞いたら「そうです」との返答。どこから来たのか聞かれ、「埼玉の和光市から」と答えると、「こんな時間にこんな山中を・・・これからどこ行くの?」と不審がられた。

帰ってから調べるとハセツネカップという、71kmの山岳ランニングイベントで、その筋では有名らしい変態イベントだった。トップは7時間台で走るらしい。世の中はわけのわからないことで満ちている・・・。

でも東京マラソンとかはあまり食指が動かないが、これはちょっと面白そうと思ってしまった。膝が弱いので、本格的なランニングは多分やらないと思うけど。

上ってくるランナーと接触なんかしたらまずいなと思い、何時頃くるか聞いたところ、あと1時間は来ないとのこと。まだしも路面状況を把握しているので、来た道から下って帰ることにする。

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ゆっくり下るが、路面状況の視認がかなり厳しい。ヘルメットに前照灯をつけていないので、カーブの先がうまく照らせないし、路面上の落石も掴みきれない。
ハンドルを振るとライトに照らされた路上の石が影を引くので、それを頼りによけながら走る。が、1.5kmくらい下ったところで、とがった岩か何かでサイドカットにより、バァン!と盛大な音を立てて後輪がパンク。一気に空気が抜ける。あーやっちゃった。

斜度もあるし道も狭いので、広いところまで下ってから修理することにして、自転車を押し歩きして下る。
止まると周囲は真っ暗。物音一つしない深々とした闇に包まれる。
ライトが向いている前方はいいが、後ろを見ると、鼻の先も見えないような闇。見つめていると、ネガティブなよからぬ妄想へと心が向かうので、極力前方意外は意識から遮断して、急ぎ足で下る。ときどき道が広くなり、勾配が緩い場所も現れるが、まだ路面が悪いので再度のパンクはごめんだし、一番下まで修理せずに押し歩くことにした。途中、チューブが飛び出てハブにからまったりした。そのまま30分くらい歩くと林業の事務所にたどり着く。人家の灯の安心感・ありがたみをつくづく実感。

建物前の階段を借りて、ゆっくり時間をかけてタイヤをチェック。

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アトムコンプからフュージョン3へ変えたばかりなので、耐パンクベルトは十二分に残っておりもったいない。タイヤのカット箇所に、ツールボトルに常備している古タイヤの切れ端を当ててから、新チューブへと交換。レザインの携帯ポンプ、ロードドライブで空気を入れる。TIMEの自転車でのパンクはまだ2回目なので、ほとんど使っていなかった。
このポンプ、120回を越えると抵抗が大きくなり、150回でそれなりの空気圧、200回でほぼ違和感ないレベルまで空気が入る感じ。やはりロードモーフの方がぜんぜん楽だが、意外とちゃんと使える。

あとは来た道を折り返して21:40に帰宅。

林道で夜間通行禁止になっているところがあるのは、ゆえあってのことだな、と体感した一日だった。

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