読書メモ 「氷と炎の歌3 剣嵐の大地(上)」 ジョージ・R・R・マーティン

SF

2月11日の読書、2冊目は
「氷と炎の歌3 剣嵐の大地(上)」 ジョージ・R・R・マーティン 岡部宏之/訳 早川書房

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氷と炎の歌シリーズは、第一部が文庫化された2006年に読み始め、一気にはまり、ハードカバーの第二部(当時は絶版になっていた)まで読んだところで放置していた。

今回久しぶりに続きを読むことにしたが、数えてみると、もう当時から5年も経っている。
キャラクターの個々の名前はなんとなく記憶に残っているものの、戦争の帰趨など展開をほぼ忘れてしまっている。地名も忘却の彼方。
しかし読みながら前作の内容を復習できるように、うまい具合に記述されており、リハビリしつつ次の展開を読める親切設計。

読み始めると、途中で止められない。
奴隷戦士の養成法などえぐい展開も多いが、なにしろ物語の吸引力が凄い。
一読巻を措くあたわざる面白さ。

幸福と不幸のジェットコースターがすべての登場人物に訪れる。
ずっと勝ち組というようなキャラは皆無。
何かいいイベントがお気に入りのキャラクターに起こっても、それを上回る災難がいずれ降りかからんことが予見されてしまい、まったく喜べない。

登場人物で応援しているのはやはりラニスターのティリオン。知的でひねたユーモアセンスに、唯一他人を思いやることのできるキャラで、おまけに女に弱い。言うこと無し。

ブリエンヌとキングスレイヤーのジェイムが織り成す夫婦漫才(?)も大好き。幸せになってほしいなぁ。
アリア・スタークもいい。強い女の子フェチだな、われながら。
サミュエルも、好感度の高いキャラで「指輪」のサムを彷彿とさせるが、指輪つながりで闇に転がる役回りを演じそうな予感・・・。

逆に好かないのはケイトリンとサンサ。思い返すと、前二部でもこの二人の章を読んでいるときはイライラしまくっていた気がする。

今は(中)巻に取り掛かったところ。
このシリーズは、岡部宏之氏の訳がぴったりはまってる。

重厚な歴史ファンタジーなら、岡部氏は超絶に素晴らしい(ジーン・ウルフにセイバーへーゲンの「バーサーカー」シリーズなど)。
(あ、よく調べるとキース・ローマーとか訳してる・・・。)
(「名ヴァイオリニストたち」マーガレット・キャンベル 東京創元社なんてのも訳してるのか。これは探さねば・・・。)

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