3月・4月に読んだ本

これも後からの更新。
分量が少ないので2か月分まとめて。

≪3月分≫
03月01日「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫
03月03日「天涯の砦」 小川一水 早川書房
03月12日「SFマガジン2012年02月号」小川一水特集
03月29日「SFマガジン2012年02月号」日本作家特集
3月は、ぜんぜん読めなかった。

≪4月分≫
04月05日「競売ナンバー49の叫び」トマス・ピンチョン 佐藤良明  新潮社
04月09日「盤上の夜」宮内悠介 創元日本SF叢書
04月11日「熊を放つ(上)」ジョン・アーヴィング 村上春樹 新潮社
04月14日「ベルカ、吠えないのか」古川日出男 文春文庫
04月20日「リヴァイアサン」スコット・ウエスターフィールド  小林美幸 新ハヤカワSFシリーズ
04月26日「日の名残り」カズオ・イシグロ 土屋政雄 ハヤカワepi文庫
04月28日「熊を放つ(下)」ジョン・アーヴィング 村上春樹 新潮社

今月読んだ中では宮内悠介「盤上の夜」が大収穫。
NOVA5収録の「スペース金融道」の才気に満ちたコメディ的作風が印象的だったが、本作は標題作からすべて緻密さと熱さを兼ねたハズレなしの好短編集。「原爆の譜」「浄められた卓」「象を飛ばした王子」がマイベスト3。かなり沢山のテーマを盛り込んだ「象を飛ばした王子」、ゲームというものの持つ抽象性の起源について考えさせられて刺激的だった。「原爆の譜」で締める読後感が素晴らしい。

「日の名残り」カズオ・イシグロの語りの独特の饒舌さとねちっこさは癖になるので、ついつい次々と読んでしまう。好きか嫌いかといわれると、よくわからない。読んでいる間は楽しいし、読み出すとやめられない魅力があるのだが、終わってふと冷静にこの話はいったいなんだったのか、と考えると少し空疎な感じも否めないような。登場する人間の思考や性向が小人物過ぎるんだよな。

「ベルカ」古川氏の作品の中ではあまり好みでなかった。犬版「百年の孤独」みたいな話。
「リヴァイアサン」それほど期待せずに読み始めたら意外にいい。もうちょっとチャンバラが欲しい。
「熊を放つ」アーヴィング、よくわからない。部分部分はすごく面白いところがあるんだけど、冗長に感じる時の方が多い。名作「ガープ」ですら時々そう感じた。相性があまりよくないのか。ピンチョンもそんな感じ。でもこの本のタイトル、素晴らしいと思う。何が起こるんだろう?というイメージ喚起力にやられてタイトル買いした。

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